狭山市立武道館
狭山市と関連団体の協議会の結果を踏まえ、周辺環境に配慮し各競技で利用しやすく避難所としても有効に活用できる施設が求められました。敷地は低層住宅が立ち並ぶ環境でコミュニティーセンターに隣接しています。生活道路が敷地を分割するため、コミュニティ―センターと一体利用が出来る敷地に武道館を計画しました。武道館の敷地は狭小かつ不整形のため道場を中心に諸室を分散配置しています。道場は主に柔道及び剣道を行う計画ですが、他の競技も実施出来るように道場を一体的に配置し、収納庫を設け、設えをフレキシブルに変更できるようにしています。競技により性別の割合に偏りがある事から更衣室の間仕切りの位置を変更出来るようにして柔軟性を持たせています。近隣に圧迫感を与えないように勾配屋根にして軒高を低くしています。掛け声が住環境に悪影響がないように開口部や仕上に遮音性能の高い材料を使用しています。
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