蓮田市立蓮田中学校体育館(改築)
老朽化と耐震性の問題から体育館の改築が決まりました。設計コンセプトは日差し対策、コストの縮減、景観への配慮、省エネの4点です。南北に長い運動場配置のため日差し対策で2階の窓を小さくし1階の窓を大きくし通風を確保しています。柱の間隔を広くし構造部材を減らしたり、一部の鉄骨部材を耐火構造とし消火設備を減らすことでコスト縮減を図りました。省エネの観点からLED照明を採用し、環境に配慮し屋根の形状や外部の色調を既存校舎に合せ施設の一体感を高めています。平面計画の特徴は庇を大きく張り出し、半屋外の廊下を設置し床面積の有効利用と校庭との連続性を作り出しています。室の配置は動線を短くするため既存校舎に近い位置に玄関を設け、体育館と校庭が見渡せる位置に体育教官室を配置し施設管理が行いやすいようにし、ミーティング室をステージに隣接させ多目的に使えるようにしました。
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