建設地は、さいたま市東部の副都心である浦和美園地区に位置します。近年大規模マンション開発や土地区画整理事業により子育て世帯の転入が増え生徒数が増加し教室不足となっている近隣中学校の分離新設校としての整備事業です。
人と環境にやさしい学校を目指し、地域のシンボルとなる学校として、だれもが快適に利用できる施設整備と周辺環境との調和、環境負荷の低減に貢献する学校づくりの
ため、1)土地の特性を生かした落ち着きのある学校2)街の風景に受け入れられる佇まいを持つ学校3)生徒の記憶に残る学校を3つの基本コンセプトとして仕上材の選択、色彩計画に配慮しました。木質材料の積極的な採用、省エネルギーに配慮した設備機器（ＬＥＤ照明・太陽光発電等）、高断熱な建物としてエネルギーロスを抑え、ライトコート等による自然採光、自然通風の活用、屋上緑化、日射遮蔽など環境負荷の少ない学校としました。また、雨水の再利用など自然エネルギー資源の活用も行なっています。