松伏町立金杉小学校体育館(改修・耐震補強)
老朽化と耐震性の問題から耐震性の向上、イメージの一新、バリアフリー、木質化、省エネルギー及び環境への配慮のコンセプトに大規模耐震改修が行われました。大規模耐震改修の利点を生かすため改修内容に合わせた補強工法や耐震部材の配置を検討し、限られた面積に新たな機能を加えました。鉄骨柱・梁のみ残す改修のため外皮の質感だけでなく性能も向上し、外観だけでなく室内環境も改善しています。環境破壊である温暖化の対策として埼玉県産木材の内装材で地産地消の木質化を行い、省エネルギーと教育活動の一つとしてLED照明や太陽光発電を設置しています。アプローチのバリアフリー化のため車路を兼ねたスロープを設置し体育館だけでなく校舎も屋外からの段差解消が実現しています。付加的機能として災害時の避難施設で求められる採暖のためガス方式の赤外線ヒーターを設置しました。
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